記録的強風の中、秋保で杭探し
- chosashi5
- 3月27日
- 読了時間: 1分
昨日は、記録的な強風が吹く中、車で1時間かけて仙台・秋保の現場へ。目的は、昔の国土調査で設置された境界杭の捜索です。事前に公図から座標を作成し、GNSS機器にインプット。ネットワーク型RTKによる測位で杭探しを行います。市町村によって精度にバラつきがあり、成功率には差がありますが、今回は仙台市ということで、精度への期待は高め。実際、掘ってみると予想通り、目標点から5センチ以内に国土調査時の黄色い杭が現れて一安心。
ちなみに、公図の出所によって座標の信頼性には注意が必要です。マップルなどから取得できる公図でも座標出しは可能ですが、東日本大震災の影響を考慮した広域的なパラメータがかかっている場合、絶対的な精度を期待すると痛い目を見ることも。近年の地図作成で得られた公図とは違い、特に古い公図の場合は、あくまで参考程度にするのが賢明です。公図は万能ではありません。地道な作業と現場での検証があってこそ、精度の高い境界確認ができると実感した一日でした。
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